竹田市家族交流会を終えて

令和３年１１月９日（木）

大分県竹田市自立支援協議会、地域生活支援部会主催の家族交流会が開催されました。 今回の家族交流会は【現代社会における司法と福祉の役割】をテーマに非常に難しい内容でしたが、近年凶悪化している少年事件、変わりゆく少年法、学校教育法、発達障害者支援法等についてお話しさせて頂きました。

弊社では触法障害者、累犯障害者の福祉的支援に力を入れています。
これはあくまでも私の主観的な見解ではありますが、長年現場での直接支援に携わっていると
対象者の方々の決定的に共通されている事は複雑な家庭環境の中での「孤独」「孤立」という点です。幼少期における発達課題において家庭環境の変化や教育現場、社会的孤立により福祉的支援に辿り着かず、対象者自身がパーソナリティー化してしまい、犯罪行為に繋がっている事が圧倒的に多いと言う事を、毎回支援者として感じています。

私達社会福祉、更生保護に携わる人間として一番重要な事は、対象者の背景にある要因、
個々の発達課題における要因、そして事件、罪名、前科等にフォーカスするばかりでは無く、
対象者とのラポール関係の構築をいち早く構成し、対象者自身の本質にあるニーズを模索し、
我々福祉士のストレングスの眼鏡をかけて「再犯を犯させない環境作り」が必要かと私は思います。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染対策もあり人数制限がある中での開催となりましたが、無事開催できました事を心より感謝申し上げます。